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ロケットリーグ、音ゲー、ぷよについて書こうとしてたんだ。当初はね

【ロケットリーグの本質を考える会 第1回おまけ】 『パワーショットで勝つには?』『(本編)キャラコン練習のための練習のすすめ』

この記事ではかめかにかえるがロケリの本質について考える。第1回とかシリーズタイトルとかは1秒で考えたので別に2回目があるかどうかとかは知らん。が、テーマに関しては有意義な文を捻出した。本日のテーマの前にまず自己紹介。

 

現在のプレー時間はおよそ4000時間。ランクはだいたいGC1。OCEのGC1強すぎて勝てない。USWはピングが嫌だなあといった感じで回してない。大会実績は特にない。有象無象のプレイヤー。d3〜c2、3くらいの方向けにリプレイフィードバックやってます。興味のある方はTwitter、Disccord等でご連絡ください。Twitter@Momi_P_official

 

この記事は前回の記事のおまけの部分であったのだが、あまりに2つ目の題材が重すぎて文章量がすごいことになったので、要旨をわけるために別の記事に切り離すことにした。

前回はこちら:

【ロケットリーグ 本質情報を考える会 第1回】 なぜパワーショットができるのにランクが上がらないのか? - 老人SDVXホーム

 

 

 

 

『強い球を飛ばせば勝てるロケットリーグ』の勝ち方と上達法

前回の記事を読んでじゃあこれでどうやって勝てっていうんだ! ってなった人。優秀です。

僕が3秒で考えたやり方を書いておきます。本当に3秒で考えたのであんまりあてにしないでください。本当に考えるのが嫌になった人向けの最終手段だしクソめんどいです。

 

まず理想の強打理論を作りましょう。極端でいいです。『すべての球をサイッキョーの強さで打つ』はい。これで完成。これ、どれだけできてますか? 実際に自分のリプレイで見てみましょう。きっとダイヤでもチャンプでも無理だと思います。(そもそも打つべきでない時もあります)そのうち『最も簡単そうに見えるのに、最もマヌケに失敗したやつ』を見つけてください。なんかテキトーでいいです。なんか打てそうだったけど失敗したやつでもいいし弱く打ってしまった球全部でもいいです。


それ、『強く打てるようにしてください』強く打てれば勝てますから。


おすすめの練習方法はミスった時の再現のカストレを作ることです。僕もこれいっつもミスるなって球はカストレ作ったりします。めんどいけど効果は抜群です。

もう少し考える気力がある時は『どうして失敗したのか。どうやったら成功するのか』検討してください。立ち位置が悪い。スピードがつきすぎてた。そもそも難しい。など、理由は様々です。上手い人に見てもらってもいいです。ていうか見てもらえ。なんなら自分で作ったカストレで正解見せてもらえ。1番楽。

1度ミスった球はもうだいたいミスらないし強く打てるぞ! ってなると勝率上がると思います。加えて思考停止でカストレしても最初は技術力は上がるので余計なこと考えず無心でできていいかもです。

 

おススメ!(本編):おまけにしては長い、『最終的にうまくなるロケットリーグとの付き合い方。キャラコン編』

先に結論を書こう。

「どんな技術でもとりあえず段階を踏みつつ全部練習しろ。完璧にできるようになれなくても、練習自体が君のキャラコンの糧になって、最終的に君は最強になる」

 

(*この記事では初心者を始めたてからプラチナ程度。中級者をダイヤ程度。上級者をチャンプ以上とくくります。それより上はみんな超上級者!!!!!)

 

1、すべての技術に感謝

さて、「おまけ」の手法はあくまで強打理論にのみよって上達する場合。つまりおよそダイヤに上がるまで位しか通用しない上達法になる。何度でもいうが、強打理論は「上級者にはあまり通用しない」という致命的な欠点がある。みんなボールの処理がうまくなったり、ドリブルや個人技を止める関係でスペースを与えてはいけなくなったりして強打理論の立ち回りをつぶされるからだ。

つまり強打理論はブロンズからダイヤまでの特急券でしかなく、最終的にそれ以上を目指すなら強打を前提としたうえでそれ相応の技術や立ち回りが要求されることになる。

 

ではどうすればいいのか?

 

ここでは立ち回りは置いておいて技術に目をつけよう。おおよそゲームの操作センスに圧倒的なハンデを背負っていない限り、初心者~中級者の一番の効果的な伸びしろとは練習に対戦相手を必要としない技術だからだ。

 

まずは目標をめちゃくちゃ高く持ってきてプロレベルにする。

プロレベルの超上級者とそれ以外を技術という観点で振り分けるなら、すべての技術を簡単にこなせるかどうかで分けることができる。つまり、超上級者になりたかったらすべての技術を網羅してちゃんと実戦で簡単にできるまで練習しろということだ。あたりまえ極まりないし、不可能すぎるしこんなこと真面目に考えてたら正直心が折れると思う。

でも安心してほしい。

完璧にできなくても、練習するだけでも価値があるのだ。

次の項で例を見よう。

 

2、エアドリ(任意の個人技)のススメ

僕はある程度飛べるようになった初級者こそ(プラチナ程度、やりたいならシルバー程度からでもいい)エアドリに手を出してほしいと思っている。もちろんすぐに完璧に簡単にできるようになる必要はない。姿勢は汚くていいしボールタッチも2回できてめっちゃ喜ぶくらいでいい。ただ、最終的にきれいなエアドリを目指し続けさえすればそれでいい。

なぜエアドリを推すかというと、たくさんの複合的なキャラコンを要求され、それをほかの技術に還元することができるからだ。

 

それにはエアドリの成り立ちから説明する必要がある。

「ボールを適切な強さで壁に流す」

「ボールを追いかけ、適切な距離を保つ」

壁で適切なタイミング、角度、場所で切り離し、適切なタイミングでジャンプする」

壁から飛んだらすぐにエアロールで姿勢をボールに向け、できるだけすばやく、優しくタッチする」

「ボールのやや下側をゆっくり押しはじめ、ずっと保持するように飛び続ける

これらのたくさんの要素ができて初めて綺麗なエアドリができる。(特に役に立つし大事なものは太字にしてみた。でも細字のところも大事)

ほかの技術に還元できる要素を箇条書きしてみよう。

  • 切り離しがうまければうまいほど、ほかの壁での個人技やプレーに活きてくる。
  • 適切なエアロール操作を覚えることで、着地や壁からのエアリアル、および普通のエアリアルの精度を上げることができる。
  • 空中でのキャラコンが上達し、エアリアルの精度やジャンプして打つ球の精度を上げることができる。
  • 優しいタッチを覚えることで、本来強く蹴るべきではない場面でしっかりボールをコントロールできるようになる。(これはパスや空中トラップ、リセット等に活かされる)
  • 壁で走ることになるので、単純に壁での操作の入り口にもなる。
  • 壁でボールをタッチすることになるのでスピードを上げたり角度を壁でボールを打てることになる。
  • 壁への入射角を気を付けないといけないので、地上のキャラコンも要求される。

などなど、枚挙にいとまがない。

エアドリの練習とはこれら『キャラコン』の要素の練習であり、けっしてエアドリだけのための練習ではない。それが、僕がエアドリを推す理由だ。(ちなみに壁からのやつを想定したが、地上からでも壁の要素が減る代わりに地上の要素が増える)

 

前文の赤字部分は、「エアドリ」の部分を「任意の特定の技術」に置き換えることができる。これがこのおまけで僕が一番言いたいことだ。

 

注意してほしいのは不用意な背伸びを推奨しないということと、ちゃんと最終的にはその技術をマスターする必要があるということだ。

この記事を見て、空中で止まっているボールにあたることもできないのにエアドリを練習しようとか、エアドリもできないのにダブルリセットマスティーダブルを練習しようとか、そういうのは違う。まるで役に立たないとまでは言わないが、ものすごく非効率だ。背伸びは適度にしないととても成長が遅くなる。

そしていつまでもできなくていいわけではないことも忘れてはならない。何度でも繰り返すがすべての技術はいつかは簡単にできるようになる必要があるし、そうならないとキャラコンが上達したことにはなりえない。ある程度現実的な技術(リセットや空中トラップなど)に関してはこれを肝に銘じたほうがいい(自戒)。

 

3、さいごに

まず、上記の上達法は「ランクを今すぐ上げる」ということをガン無視した内容であることに気を付けてほしい。「目の前の敵を倒せるようになる練習、今すぐできる必要のある技術の練習」ではなく「いつかできないといけないことを、あらかじめ練習することのメリットの説明」にすぎない。

そりゃあエアドリをめちゃくちゃ練習したところでプラチナの人が急にダイヤにはなれないことくらい想像がつくだろう。でもだからといってパワーショットだけやっていても長期的に見れば必ずどこかで行き詰まる。

短期での目標、そして長期での目標に気を付けながら、何を優先すべきかきちんと考えたうえで練習を行おう。

 

それでは結論を繰り返す。

「どんな技術でもとりあえず段階を踏みつつ全部練習しろ。完璧にできるようになれなくても、練習自体が君のキャラコンの糧になって、最終的に君は最強になる」

 

本日はここまで。あなたの成長が少しでも早くなりますように。